3歳〜4歳ごろの運動神経の発達について

子供の発達・発育

こんにちは、代表の田中です。

このブログでも何度も登場している甥っ子は、気づけば4歳になる年。「子どもの成長は早いなぁ」と叔父の立場からも思います。

「成長が早い」と僕が感じるのは、体が大きくなったり、元気に走り回ったり、大きな声を出すようになったりしだしたことが理由です。

明らかに以前よりも賑やかになっています(笑)

そこで今回は、3歳〜4歳ごろの子どもの体の成長について見ていきたいと思います。

ハイハイしか出来なかった子どもも、あっという間に走り回るように

3歳から運動機能が発達

3歳ごろを過ぎると、子どもの運動神経は一気に発達します。動きがダイナミックになっていき、のびのびと動きまわります

天気がよければ、公園で思い切り走り回ったり、遊具やボールなどの道具を使って子どもの遊びも広げていきたいものです。

また、「ごっこ遊び」に夢中になるのもちょうどこの頃。想像力を働かせながら自己表現を繰り返します。

しかし、この頃から保育園に通ったり、習い事を始めたりして、自由に動き回れなくなる時間が増えていくという状況になっていきます(この時間はこの時間で、社交性を養う大事な意味があります)。

子どもの遊び時間が減ってきたかなと思った場合は、五感を使って遊ぶことを意識して、遊びの質を高めてあげることも方法の一つです。例えば、以下のような遊びが当てはまります。

  • 暖かいもの、冷たいものをあえて触らせてみる
  • くぐったり、またいだり、ジャンプしたり、全身を動かして遊ぶ施設に行ってみる
  • 簡単な工作や、スポーツを体験させてみる
遊具や季節を感じられる植物のある公園で遊ぶことも有効です

成長に合わせて、失敗も増えていく

子どもが自分の力で出来ることが増えていくと、どうしても失敗も増えていきます。

特に、4歳ごろからは自我が芽生え、競争心が強くなります。

「私もやる!」「僕もやる!」という具合になんでも自分でやろうとしますが、例えばペンのキャップが取れなかったり、ビンのふたが開かなかったり、上手く出来ないこともあります。

そんな時は、優しく見守りつつも、「こうやったら出来るよ」という適度な正解を教えてあげてみてください。

そうすることで、「ほどよい失敗」と「成功体験」を積んでいくことが出来ます。

徐々に自立心が育ち、遊びや身の回りのことを一人でやり遂げることに喜びを感じていきます。

姉弟のやりとりにも学びがあります

発達のペースにも個性があります

子どもは一様に成長していきますが、当然、個人差があります。

身体的な成長具合(身長や体つきなど)は、周囲の子どもたちと見比べると、一目瞭然に分かるものです。

大切なのは、「○歳だからこの発達レベル」という決まった条件はないということ(したがって、この記事も参考程度にお読みいただければと思います)。

以前よりも我が子の成長を感じた瞬間があれば、一緒に喜んだり褒めたりして、子どもとコミュニケーションを取ってみてください。

あとがき

私が子どもの時は、近所の公園で思いっきり走り回り、近くの田んぼでオタマジャクシやザリガニをよく採って遊んでいました。

意識せずとも勝手に体を動かして、程よく体が発達していったのだと思います。

しかし、久しぶりに懐かしい場所に行ってみたところ、遊んでいた田んぼは住宅地となり、使っていた公園は遊具が老朽化していました。

昔と今の子どもは遊びの内容が変わっていてもおかしくはないと思いますが、思いっきり遊べる場所、自然に触れられる場所が減っているのは個人的には寂しく思います。

一方で、以前はほとんどなかった室内遊技場や、幼児向けのスポーツクラブなど、今だからこそ出来る取り組みもありそうです。

上手くこういった施設やサービスを利用して、子どもが運動する機会を確保出来ると良いですね。

参考文献
『スーパーアドバイザーになるためのおもちゃコンサルタント入門1』
編著:多田千尋
出版社:黎明書房
出版日:2011年4月15日