【点数が鍵】保育園の入園手続き

育児育児と仕事の両立

おはようございます!
Ippo-Lab広報の圭です。

私事ですが、もうすぐ子どもが生まれます。
奥さんは無事に産前休業に入り、もうすぐ臨月を迎えます。
僕はちょっと複雑な経歴の持ち主なので、こんな僕を受け入れてくれた新しい家族と、僕らの所にやってきてくれたお腹の子どもには感謝の気持ちでいっぱいです。

ですが、浮かれてばかりもいられません。
出産の後はある大きな問題が待ち構えています。
そう!保育園問題です!

僕は前妻との間に息子がいますが、息子の保育園を探すときは既に別居状態だったので、保育園の探し方や手続きをよく分かっていませんでした。
そんなペッポコ旦那ではまずいので、先週徹底的に保育園情報を調べさせて頂きましたので、今日は僕なりにポイントを絞って、皆さんにシェアさせて頂きます。

保育園の種類

保育園(正式には保育所)は大きく分けて2種類あります。1つが認可保育園、もう1つが認可外保育園です。それぞれをちょっと詳しく見てみましょう。

認可保育園
国が定めた基準(施設の広さ・保育士等の職員数・給食設備・防災管理・衛生管理等)を満たし各都道府県知事に認可された保育園のこと。保育士さんの人件費等の運営費の一部に対して国から助成金・補助金が出ているため、保育料が認可外保育園に比べて安いです。また、認可保育園の保育料は、利用者の所得に応じて一律となります。つまり、年収400万円の人が、新しい認可保育園Aと昔からあって地元で有名な認可保育園Bのどちらを利用しても、認可保育園の場合は所得に応じて保育料が決定されるので、同じ金額となります。

認可外保育園
保育を行うことを目的とする施設であって都道府県知事が認可している認可保育所以外の保育施設のこと。認可外というと「認可保育園と比べて質が劣る」という悪いイメージを与えがちですが、必ずしもそうではなく、ただ単純に国が定めた基準を満たしていないだけという場合が多いです。運営費に対して国からの助成金・補助金が出ていないため、保育料は基本的に認可外保育園より高額となります。また、料金も一律ではなく、認可外保育園によって異なることも特徴の一つです。

東京都には「認証保育園」という東京都独自の制度が存在しますが、基本的には上記の2つ、認可・認可外という形式を抑えて置けば問題ないでしょう。

余談ですが、下記の記事で紹介した「待機児童(隠れ待機児童を含む)」というのは、認可保育園に通いたいけれど、それが叶わない子どもたちのことを指しています。

認可保育園の入園は点数制度


保育園にはすんなりと入園できる方々もいらっしゃれば、中々希望の保育園に入園できない方々もいらっしゃいます。どうしてそんな差が生まれてしまうのでしょうか?実は、入園に当たっての点数制度が大きく影響しています。

認可保育園への入園を希望する場合は、住民票のある市区町村の役所に入園申請を行います。その際、役所は申請者の家族構成、保護者の状況、家庭環境その他の状況を鑑み、申請者に点数を付与していきます。この点数が高ければ高いほど、入園が優先されるという仕組みです。

評価項目や点数はそれぞれの市区町村によってあまりは差はありません。偶々分かりやすい良い例が見つかったので、大阪府摂津市の基準(摂津市保育所等利用調整指数表)をご紹介させて頂きます。

令和2年度摂津市保育所等利用調整指数表
https://www.city.settsu.osaka.jp/material/files/group/2/2018_sisuuhyou.pdf

例えば、居宅外労働(家の外での仕事)に従事していて、更に月に160時間以上仕事をしている場合は、点数として10点が付与されます。対して、同じ月に160時間以上仕事をしていても、居宅内労働(家の中での仕事)の場合は、8点しか付与されません。つまり、家の外で働いている人の方が、家の中で仕事をしている人よりも、入園が優先されるような点数配分となっています。

残念ながら、以前の待機児童問題の記事でご紹介したとおり、現在の日本は認可保育園の数が不足している状況にあります。そのため、より保育園を必要としている家庭を優先するべく、国は上記のような点数制度を採用しているんです。

調整指数は主に以下の三つから成り立っていますが、基本的に1及び2で、どれだけ高い点数が取れるかが鍵を握っています。

  1. 基本指数
  2. 調整指数(加点・減点事由)
  3. 同点の場合の優先順位の決定基準

あとがき

今回は、保育園の種類と、認定保育園に入園するための基準についてご紹介をさせて頂きました。僕の奥さんは「出産後も仕事を続けたい」と考えているので、皆さんだけでなく、伊藤家にとっても保育園は大きな関心事の一つです。

生まれてくる愛しい我が子と妻の幸せを守るため、僕も妻任せにせず、一緒に勉強していきたいと思います。

皆さん、本日も素敵な一日を!

Ippo-Lab広報