【保存版】生まれてから18ヶ月までの子どもの手の発達について

子供の発達・発育育児

子どもは生まれてからいろんな表情を見せてくれ、大人たちを楽しませてくれます。

赤ちゃんの手に指を置くとぎゅっと握り返してくれる、そんな赤ちゃんの反応に、こちらも嬉しくなりますよね。


子どもは生まれてからすくすくと成長していきますが、今回は体の中でも「手」に焦点を当てて、子どもの手の機能はどのように発達していくのかを見ていきたい思います

ページの最後には、合わせて読みたい子どもの発達に関する記事もご紹介していますのでぜひお読みください。

(子どもの成長には個人差があります。本記事は一つの考え方としてお受け取りください。)

子どもの手の発育状況に合わせて、ちょうどよい重さ、サイズの玩具を渡しましょう。

子どもの手はどのように発達していくの?

生まれてからどんどんと手は発達していきます。「握る力が強くなってきた」「ものを持てるようになってきた」など、変化が見受けられると思います。

子どもの誕生から18ヶ月になるまでに観察される手の発達レベルを、イラストでまとめてみました。

生まれてから18ヶ月ごろまでの手の発達段階(作成:イッポラボ)

反射反応だけを示していた子どもの手は、少しずつ筋力、柔軟性、器用さを身につけていき、複雑な動きが出来るようになっていくのですね。

子どもの年齢に応じた発達度合いは?

(1)生まれて間も無い、0ヶ月〜6ヶ月ごろ

手のひらを触ると自然と赤ちゃんが握り返してくれます(反射と言います)

次第に親指が外側に出てくるようになり、手のひらでものを握るようになっていきます。

この間に、実は目の発達も進み目でものを追いかけるようになります

赤ちゃんは、誕生してから目の力を発達させていきますが、モビール(ベビーカーや天井からぶら下げるユラユラ揺らぐおもちゃ)を赤ちゃんの上に吊るすのは、動くものを目で追いかけることで目の働きを促すためなのですね。

この時期に効果的なおもちゃについては、この記事でご紹介しています。

(2)少しずつ力強く! 6ヶ月ごろ〜12ヶ月ごろ

手のひらの動きに加えて、手首の動きも出てきます

握ったものを投げたり、意図的に手のひらを開いてものを落としたりする行動が見られます。おもちゃの車を動かしたりする動きはこの頃から次第に出現する遊びです。

この時期に効果的なおもちゃについても、こちらでご紹介しています。

(3)手首も使えるように!12ヶ月ごろ〜18ヶ月ごろ

手の機能が発達し、手首も柔軟に動かしていけるようになります

この頃から、積み木をつみ始めるなど想像的な遊びが広がっていきます。ですので、まずは少量の積み木を渡してあげたり、手首を回すような動きのあるおもちゃを渡してあげると良いかもしれません。

おもちゃに指定は特にありませんが、イッポラボは木製のおもちゃを推奨しています。「人肌に近く、ぬくもりが感じられる」「想像力をかき立てられる」「素材として長持ちする」といった特徴が、木製玩具にはあります。

これらの特徴については同感される方が多いと思いますが、「そもそも、なぜ木には温もりを感じるのか?」をより詳しく調べてみましたので、もしご関心ありましたら関連記事をご覧ください。

あとがき

今回の記事では、子どもが生まれてから18ヶ月までの間にどのように手が発達していくかをまとめてみました。

私には3人の甥っ子、姪っ子がおり、叔父の立場で3人の子どもたちの成長を見てきましたが、この時期の子どもの成長は本当に早いなぁと感じます。

手の力もどんどん増していきますし、持てるものの数も増え、そのうち掴んだものを投げ回すので端で見ているとハラハラします(笑)。

それでも、子どもの成長は嬉しいものです。

上のイラストもご参考にしていただきながら、ぜひ子どもたちには適切な学び道具を渡してあげてみてください。

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