乳児(0~5ヶ月ころ)の発達の特徴

子供の発達・発育育児

こんにちは!
Ippolab広報の圭です。

Ippolabは、皆さんに有益な情報を積極的に発信していくべく、ブログという形で、「子供の発達」・「月例毎に適した学ぶ道具」・「子連れにオススメのカフェ」等、様々な情報を発信することとなりました。

今回は、「乳児(0~5ヶ月ころ)の発達の特徴」について、以下の6つの観点からご紹介します。

1. 生理的機能(体の働き)
2. 生活習慣
3. 全身運動
4. 手指の操作
5. 言語・認識
6. 自我・社会性
※ここでご紹介することはあくまで一般的な特徴なので、子供によって当然個人差があります。

1. 生理的機能

0~3か月
・原始反射(モロー反射、把握反射、口唇探索反射、吸てつ反射など)が活発である

4~5か月
・「立ち直り反応」が見られ始める

用語解説
・原始反射:生まれつき備わった、自分の意思とは関係なく起きる反射的な反応。
・モロー反射:大きな音を立てた際に、乳児が両手を広げて抱きつこうとする反射動作のこと。別名、「抱きつき反射」ともいう。
・把握反射:手や足に何かが触れた時、握ろうと指を曲げること。
・口唇探索反射:唇の周りに指などを触れると、反射的に顔を向けて口を開く動作。
・吸てつ反射:口に入ってきたもの(母親の乳首など)を強く吸う反射。
・立ち直り反応:重力に対して垂直に頭部を起こそうとする反応。

2. 生活習慣

睡眠
0~3か月
・生後28日未満の新生児は、1日16時間前後眠る

4~5か月
・昼夜を区別し、夜によく眠るようになる。

食事
5か月
・離乳食の開始(なめらかにすりつぶした状態)

3. 全身運動

0~2か月
・あおむけで左右非対称な姿勢

3か月
・あおむけで左右対称な姿勢
・首がすわり始める

4か月
・手と手、足と足を触れ合わせる

5か月
・手や足をつかんだり、つかんだ足を口に入れたりする。
・うつ伏せの時、体を手のひら支える

4. 手指の操作

0~2か月
・物をもたせると5秒程度持っている

3か月
・持っている物を取り上げようとすると、少し抵抗する

4か月
・持った物を口に入れたり、振ったりする

5か月
・自発的に手を伸ばしてつかむ(「リーチング」と言います)
・手指がもみじ状に開く(大きく手のひらがパッと開くイメージです)

5. 言語・認識

0~2か月
・「点として」の追視。

3か月
・「線として」の追視
・母親を目で追う

4か月
・「面として」の追視ができる

5か月
・全方位に追視ができる

6. 自我・社会性

0~2か月
・うとうとした時、ほほえんでいるような表情が見られる

3か月
・あやしかけにほほえみを返す。

4か月
・自分から相手に向かってほほえみかける。

5か月
・親しい人には笑いかけ、知らない人はじっと見つめる。

あとがき

今回のブログは以上となります。

ご自身のお子さんの発育チェックの参考としていただければ幸いです。

ちなみに、僕には姪っ子が2人いるのですが、妹ちゃんの方が5か月目くらいから人見知りをし始め、久しぶりに僕が姉の家に行くと、記事の内容にもある通り、まさにこちらをじ~~っとを見つめていました。
確かに僕は普段関西にいて、姉は関東に住んでいるので、あまり頻繁に会ってはいませんでしたが、「知らない人」という文字を見ると、なんだか寂しい気持ちになりますね……(笑)
※ちなみに、妹ちゃんは僕が抱っこすると大泣きします(笑)

また、お会いしましょう!

Ippolab広報

参考文献
0歳~6歳 子どもの発達と保育の本 第2版
監修・執筆:河原紀子
執筆:港区保育を学ぶ会
出版社:学研プラス
発売日:2018年2月6日
https://gakken-mall.jp/ec/mirai/pro/disp/2/3011223211?sFlg=2